【必見】処方せん薬の金額を下げる方法

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 業界初!薬剤師用電卓「余り計算電卓」CASIOの使い方と効果

アイセイ薬局、やらかす

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クオールに引き続き、アイセイ薬局が不正に保険請求をしていたそうです。医療関係者として残念極まりないです。

 

しかも、前回不正したクオールとほぼ同じ形。国や国民から、薬局の価値が改めて問われている大事な時期にもかかわらず、繰り返し起きたことが不思議でなりません。

 

 

何をしたのか?

簡単にいうと、患者さんから多くのお金をもらうため、ある薬局で受け付けたはずの処方せんを、違う薬局で受け付けたことにした。

 

何はともあれ、患者さんを騙す形で儲けようとしていたということですね。

 

現在、大手調剤薬局では多数の医療機関から処方せんを受け付けないと請求できる金額が下がる仕組みになっていて、それを回避するために不正行為をしたと考えられます。これはまちがいないでしょう。

 

次期、調剤報酬改定が不安

前回の平成28年(2016)調剤報酬改定では業界に激震が走るほど辛い改定となりました。これは、薬局の意義に対して疑念が持たれたからです。そして、そんな状況にも関わらず、その後にいろんな不祥事が起こっているのです。また想像以上に辛い調剤報酬改定が行われることが予想されます。

 

下の記事のような噂もありますから、少しでも事前に対応したいものです。 

 

 

 

 もしかすると、次の調剤報酬改定を見越して、あえてこの時期に公表してきたのかもしれませんね。

 

 

アイセイ薬局は返金するのか?

記事には、「不正請求した」と書いてあります。一見、請求はしたがお金は受け取っていない、というように聞こえますが、保険薬局の仕組み上、請求した時点で一部のお金は受け取っているはずです。

 

仕組みは以下の通りです。

お薬を渡す際、患者さんに一部負担金を頂き、残り7〜10割を保険機関に請求することになっています。ですから、請求した時点で患者さんからはほとんどの確率でお金を受け取っているわけで、もし本当に不正をしているのであれば、患者さんとしては取り返す権利を持っていると言うことになるのではないでしょうか。

 

この点についてはどこにも発表がありませんので、今後注目するポイントかもしれません。

 

どこの店舗?どこの薬局?

発表されてません。

 

 

 

氷山の一角かも

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今回の不正ですが、集中率を下げる方法としては誰でも思いつくような方法です。思いつけばすぐにでもできることですし、クオールの秋田飯島薬局も以前していましたね。と、いうことから他にもやっている薬局はあると思います。アイセイ薬局だけを指しているわけではありません。他の会社さんも各店舗を改めて確認したほうがいいかもしれません。

 

やっている薬局は今すぐやめましょう。自分ではなく薬局に迷惑がかかりますし、会社にも迷惑がかかります。そして、何より患者さんに迷惑がかかります。信頼して通っていた薬局に裏切られた、もしくは信頼していた薬局は実は信頼できない会社の一員だった。ということがわかった時の精神的な痛みは計り知れません。病気を治すはずの薬局が、逆に病気を悪化させてしまいます。そんなことが今回起こったのです。私は、これ以上見たくありません。

 

 

 

以下、ニュース引用です。

 

毎日新聞

 大手調剤薬局チェーンの「アイセイ薬局」(本社・東京都)は4日、実際に薬を調剤した薬局とは別のグループ内の薬局に、社員やその家族の処方箋を送付し、送付先の薬局で調剤したものとして不正に保険請求をしていたと発表した。同社は、複数の社員が関わっていたことを認めているが、不正請求の額や時期については明らかにしていない。

2016年度の診療報酬改定で、特定の医療機関からの処方箋が95%以上のいわゆる「大型門前薬局」について、調剤基本料を引き下げた。処方箋の付け替えは、この条件に当たらないようにするために行われており、社員は社内調査に「会社の利益のためだった」と話しているという。

同社は全国に334店舗を展開。厚生労働省に報告するとともに、ホームぺージにおわびを掲載し、コンプライアンスの徹底を図るとしている。【阿部亮介】

 

 アイセイ薬局:ホームページ

処方せんの不適切な取扱いに関するお詫び

処方せんの不適切な取扱いに関するお詫び

 過日、弊社の一部の薬局において、処方せんについて不適切な取扱いがあったことが判明いたしましたので、その旨をお知らせするとともに、関係者の皆様に対して深くお詫び申し上げます。  

 

弊社の社員及びその親族の処方せんの取扱いについて、実際に調剤を行った弊社の薬局が保険請求をするべきところ、当該処方せんを弊社の別の薬局に送付し、当該処方せんを受け取った薬局で調剤を行ったものとして保険請求をした事実が、今般、弊社内の自主点検の結果、確認されました。このことは、多くの皆さまにご迷惑をおかけしたのみならず、多くの誠実なる保険薬局関係者の皆さまへの信頼まで揺るがしかねない極めて重大なものであると認識しております。また、このような不適切事案が発生したことは、弊社の上層部の役職員が、業務の管理監督を怠ったとの誹りを免れるものでもないと考えております。弊社を代表して、改めて深くお詫び申し上げます。  弊社といたしましては、自主点検の結果は行政機関に対し報告を行ってきております。行政機関とはしかるべき協議を行い、そのご指導のもとに、本不適切事案に関する必要な対処を進めております。なお、関係社員の社内処分は速やかに実施いたしました。  

 

この事態を受け、弊社では、このような不適切な事案を二度と繰り返すことのないよう徹底した再発防止策を策定するとともに、今後、当該再発防止策を継続的に実施・徹底して参る所存です。具体的には、①役職員のコンプライアンス意識醸成のための啓もう・教育の強化と徹底、②弊社薬局店舗に対する内部監査室による定期監査の強化と徹底、③内部通報制度の一層の浸透を図って参ります。弊社といたしましては、かかる再発防止策の徹底により、関係法令に従った事業運営を早期に確立し、不適切な行為を行うことのできない仕組みを構築することで、正しく質の高い調剤業務の中長期にわたる遂行を通じて、失った信頼の回復に努める所存でございます。  

 

なお、弊社は本事案に対する行政機関によるご指示を控えている段階であるため、現時点では、上記以上の詳細についての公表を差し控えさせていただきます。ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

2017年8月4日

株式会社アイセイ薬局

代表取締役社長 藤井 江美

 

 

以上、「速報 | アイセイ薬局 | 保険の不正請求 | クオールに続き、またもや業界激震」でした。

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