【必見】処方せん薬の金額を下げる方法

処方箋の有効期限が切れた時の対処法とやってはいけない行為【木曜日は要注意】

こんにちは、なぜか毎回、期限切れであることを切れた直後に気付く薬サポです。

有効期限が過ぎた時の対処法





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正しくは期限ではなく期間

使用期間は4日以内

まず、もっとも気になる有効期限ですが、国が発表する文章には処方箋の使用期間は4日以内と記載されています。

 

細かい話ですが…
よく有効期限という言われ方をされますが、正しくは「期間」です。国(厚生労働省・総務省)の規定には「期限」とは書いていません。「期間」と言い表しています。かつ、有効期間でもなく「使用期間」です。厚生労働省:処方せんの使用期間にご留意ください

よく誤って認識されているのが「期限が4日後」です。期限が4日後ですと使用期間としては5日以内ということになりますから、これは間違いです。面倒臭いことになってしまいますので、この際にしっかり「使用期間」と覚えてしまいましょう。

土日・祝日も含まれる

上の図(厚労省発表)にもある通り、使用期間には土日や祝日も含まれます。つまり、土日が休みの薬局に通っている場合、木曜日に処方箋を受け取ったら次のにまでに薬を受け取らないといけないので、要注意ですね。

だいぶ、話は反れましたが本題です。

使用期間を過ぎるとどうなる?

規則上では?

処方箋は、無効となり紙くずになります

もし薬が欲しかったら医療機関を再受診し、再発行してもらうしかありません。

その際、医療機関の受診料が再度かかり、さらにはその薬代は自費となります。自費っていうとピンとこないと思うので、わかりやすくいうと、通常の3〜10倍の費用がかかると思って頂ければいいかと思います。

そう、国って、ぜんぜん優しくないんです(笑)でもこれは、不正防止のためで、乱用や転売目的の薬入手などを避けるためで、結果として日本の高い医療の質を保つための一つの施策なので仕方ないことだと思われます。

ちなみに、不正防止の観点だと思いますが、今のところ「予防」としての処方も原則禁止されているんですよ。そのくらい厳しい制度になっています。

実際の現場では?

規則上では、紙クズになってしまうと上記で説明しましたが、実際の現場ではどうなのでしょうか。

有効期間を伸ばしてもらえる事もある

当たり前の話ですが、病院で再受診し再処方を受け、自費(保険適用外)で薬代を支払うことになります。最近では、しっかりこのような対応をとる医療機関が増えてきました。なぜかというと、コンプライアンスに敏感な医療法人が増えているからです。

しかしながら、そうじゃないケースも中にはあります。白黒判定が付けづらい話だと思うのですが、理由によっては処方医師が使用期間の延長が適切だと判断し、使用期間が延長されることもあります。(この場合、処方医師に責任がかかってきます。)





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対処法/問い合わせ方法

では、有効期間を経過してしまったら、どうする事が1番良い事なのでしょうか。

もちろん、規則に従い再受診し再処方してもらい、自費を払ってもらうべきですので、余程の理由がない限り、みなさんそうしてくださいね。

でも、期待してしまうのが上に書いた使用期間の延長ですよね。どうしたら、そうなることができるのでしょうか。ここでは、そうなる可能性がある方法をご紹介します。

①病院ではなく、薬局に相談する

まずは、かかりつけの薬局に相談してみましょう。患者にとって最善となる方法を探してくれると思います。なぜ薬局をすすめるかというと、病院と患者の間をとり持つ立場にあるからです。薬局としては、どちらも蔑ろにできません。きっと最善の方法を導いてくれると思います。

②病院に相談する

上で説明した通り、まずは、薬局に相談してみてください。ただ、薬局によっては、「病院に直接相談してください。」と一蹴されてしまう場合があります。そういう時は素直に病院に相談しましょう。

「なんだよ、薬局ひどいなー。」と思うかもしれませんが、薬局としては正しい判断の1つですので、無理に問い詰めるのは避けた方が良いと考えられます。





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やってはいけない事

最後に、やってはいけないことを紹介します。実際にやってしまう人が多くいるので、ちゃんと記載することにしました。良いことホントないので辞めましょう。

処方箋の有効期間の書き換え

やってはいけない事、それは、有効期間の書き換えです。余計な知識をつけた人に多く見られる話なのですが、患者が書き換える行為には全く意味がありません。

処方箋には、期間を伸ばす事を医師が記載できるスペースがあります。医師が記載するとなると医師の判子が必要ですので、ただただ、ボールペンで期間の延長が記載されていたら、薬剤師からすると違和感しか感じません。

「あ、これ、やったな。」と、思うだけです。やる人結構いるので薬剤師も慣れてますので要注意です。というか、辞めましょうね。

以上で、終わりです。

それなりの理由があって有効期間を過ぎてしまったら、上に紹介した方法をとってみてはいかがでしょうか。

あと、次からは、有効期間を過ぎないよう努力しましょう。薬局で待つ時間がないからそのまま帰ってしまい、失敗することもあるでしょう。薬局では急いでいる人に対し、郵送してくれることもあります。会話する時間くらいは持てるようなら、まずは薬局に相談する事をオススメします。

以上、「処方箋の有効期限が切れた時の対処法とやってはいけない行為【土日は要注意】」でした。