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調剤薬局の独立がしたい!どうすれば良い?【方法、必要なもの、落とし穴、市場】

こんにちは、管理人のシーロです。

今回は下の記事を掘り下げる内容をご紹介したいと思います。


 

この記事の目次

 

 

 

1.独立する方法①〜④

昔と比べ独立する方法は少しずつ変化しています。

 

①医療機関の分業に伴う開局

分業が本格的に始まって以降、一番多い方法です。医療機関の分業が発端となりますので、自然と医師に近い存在の方が新規開局しやすい構造となっております。その中でも開局しやすい順に個人的視点ではありますが列挙して見ましたので、ご紹介します。

 

MR(メディカル・レプリゼンタティブ:医薬情報担当者)

医師に一番近い場所で仕事をし、多くの情報が入ってきますので分業に巡り会える確率が高いです。結果として今、薬局のオーナーは元MRが多いです。ただし、不利な点も多いのが実情です。まず、MRは転勤多いので希望した場所で勤務できないことが多いのです。私がお会いする元MRの薬局オーナーさんは地元が違う場所であることはよくある話です。次に、薬局経験をあまり積むことなく開局しなければいけないことです。MR職は新卒しか採用しない傾向があることから、薬局勤務経験がなく薬局を始める形となることも多く、その点が足かせとなり開局を断念するケースもあると聞きます。

 

MS(マーケティング・スペシャリスト)

 MSも医師に一番近い場所で仕事をし、多くの情報が入ってきますので分業に巡り会える確率が高いです。しかし、医師との親密度の違いもあるようで現薬局オーナーは元MRの方が多い印象を受けます。MSからの開局でイイ点は、比較的勤務地の希望が通ることです。私の知る限りではMSは希望した勤務地で働けることが多いと思います。それ以外はほぼMRと同じ条件だと思います。

 

まとめ:分業が本格化した後一番多かった方法ではありますが「医療機関の分業に伴う開局」は今後期待しない方が良いと思います。理由は簡単です。分業していない医療機関がほとんどないからです。現在、医薬分業率は67.2%(H27.8時点)です。この数字ですが、一見まだまだという印象を受けるかと思いますが、なかなかの高水準です。(管理人は以前、医師への分業営業もしてましたので分業の可能性のある医療機関の少なさを肌で実感しておりました。)ちなみに、分業していない理由は数パターンと決まっています。薬局建設の土地確保ができない院内処方という医師の固い決意薬局の運営を成り立たせる処方箋枚数が確保できない、ほとんどがこの3パターンとなっています。以上のこともあるので、これから薬局の新規開局を目指す場合は次の「M&A」を選択することをお勧めします。

 

②M&A

上で説明した通り、「医療機関の分業に伴う開局」は激減しているため、独立を目指す場合は「M&A」を強くお勧めします。推奨する決定的な理由あります。まず、リスク面です。分業に伴う新規開局よりも圧倒的にリスクが低いのです。M&Aをする場合、誰もが軌道に乗っている薬局を選ぶと思います。事業計画を立てる時も実際の過去データを使うこともできますし、先を見通せるはずです。ですから、大きなリスク要因をしっかり見抜けば、想定通りの運営をすることが可能なのです。大手調剤薬局がM&Aを強く推進する理由もここに一理あるのです。次に費用です。費用と表現しましたが、リスクに対する費用が低いです。新規開局する場合は、土地、建物、駐車場、機器類、薬剤、その他備品など全て新たに用意する必要があります。新参者の場合、うまくごまかされて騙されたりもするので、余計な費用もかかることがあるのです。

 

③のれん分け(FC等含む)

たまに耳にする方法です。この方法の良い点は、得意先との信頼関係がすでに構築された状態で独立できる可能性が高いことです。医師との関係はもちろんですし、仮に競合する薬局さんがいたとしても比較的理解してもらいやすいです。ただ、元々のオーナーへの恩返しということで、何かしらお返しを払う必要があるということがデメリットなのかもしれません。また、元々のオーナーもメリットがないとのれん分けを選ばないと思いますので、その点をしっかり確認しておく必要があると思います。そうでないと、後々大きなリスクが発覚する場合もあります。私が今までに聞いた、のれん分けをした理由を挙げておきます。元々のオーナーが緩やかな引退を考えていて、ちょうどニーズが合致した時。個人が運営しないと赤字になってしまう時。その独立希望者がいないと店舗の運営ができず、新たに人材を採用することが極めて不可能な状態で、その独立希望者が退職を希望し仕方なく選ばなければならない時。

 

④相続

生まれた時から決まっているケースですが、相続で独立する形です。このケース、メリットとデメリットがはっきりしていますので、ご紹介します。メリットですが、のれん分けと同じく得意先との信頼関係を維持した状態で引き継ぎできます。次にデメリットです。運営状態が良いほど、相続税が高くかかります。この相続税資金が確保できないがためにM&Aを決断された方もたくさんいます。逆に運営状態が悪い場合でも引き継ぐことになりますので、引き継いだ子供は困ることになります。

 

2.必要経費

「1.独立する方法」で説明した方法順に説明します。

※以下には初期費用を記載しますが、ローンで対応する場合が多いです。従って、絶対に現金が必要という訳ではなく、借入ができる信用力が必要と言えます。(ここでいう信用力とは、相応しい担保や根拠ある事業計画、過去の実績を指します。)

 

①医療機関の分業に伴う開局

 建物を建てる場合・・・5,000万円以上

 賃貸の場合・・・3,500万円以上

建物を建てる必要がある場合、家を建てるようなものですのでそこで3,000万円は超えてきます。そして薬剤に約1,000万円かかり、人件費、機器類、契約にかかる保証金などなど、全て一からのスタートですので全てに費用がかかると考えた方がよいでしょう。一括購入はあまりお勧めしません。可能な限り、賃貸借やリースを選択しましょう。

 

②M&A

・・・1,500万円以上

純資産、営業権(のれん)、買収監査のみの兼ね合いで価格は決まります。事業規模によってもちろん異なりますし、相手との交渉次第です。中には営業権が0円の場合もありますが、最低1,500万円は用意しておきましょう。

 

③のれん分け(FC等含む)

・・・1,500万円以上

上のM&Aとほぼ同じ考えです。管理料を毎月取られるケースもあるので、その辺がM&Aとは違うところなのではないでしょうか。

 

④相続

・・・相続税分

規模によって大きな差が出ますが、規模が同じなら似た金額になります。計算式に当てはめて算出できますので、気になる方は事前に試算しておくことをお勧めします。比較的利益が出しやすい薬局業界では、相続税が高く付くこともあり必要資金を把握しておくべきでしょう。

 

 

3.落とし穴

この項目は特に重要です。

上にあげた①②③④全て同じことが言えますのでまとめてご紹介します。

 

独立を本当に叶えるために

「独立支援」を謳った求人をしている会社に安易に転職してはいけません!!これは今流行りの薬剤師を集める手段の1つです。独立できない状況になってしまう薬剤師が増えています。見極めをしっかりしましょう。中には本当に独立できる会社もあります。見極めるためのポイントをいくつか挙げます。

 

・独立させた実績が2件以上ある

・独立するまでのストーリーが記載してある

・独立できる根拠がわかる

 

「独立支援」を行なっている業種はたくさんありますが、薬局が行なっている場合は100%薬剤師を集めるためです。実際に独立できるケースもありますが、そういった会社に入ることが独立するための一番の近道ではないと思いますので、決断は慎重に行いましょう。

 

 

独立後、成功するために

薬局を譲り受ける場合の話ですが、譲り手はなぜ譲り渡したいのか正確に把握しておくことをお勧めします。人は儲かる状況を安易に譲るものではありません。それなりの理由があるのです。少しでも違和感を感じるようなら裏の理由があると感じてください。例えば、医療機関の建て替え計画がある、医師が病気になった、道路計画の上に建物がある、競合薬局もしくは医療機関の建設予定があるなどです。腑に落ちない点が残る方は経験や知識のある方に必ず一度は相談しましょう。より多くの人に相談した方がリスクはヘッジできます。

 

 

 

 

 

 

この記事のまとめ

独立をしたのであれば、M&Aが一番の近道と言えるでしょう。すでに働いている方は「独立支援サービス」等に登録して、最低資金1,500万円を準備することをお勧めします。

学生さん(どこに就職するか決まっていない人)は、絶対に独立したければMR、条件が良ければ独立したい方はMSに就職し、その上で本サイトのようなの「独立支援サービス」に登録することをお勧めします。

 

最後に

下の記事の通り、独立希望者を募集しております。

一通メールを頂けるだけで十分です。

よろしくお願いします。